【平成9年度生まれ~平成19年度生まれ】までの女性へ大切なお知らせです。
ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(以下「HPVワクチン」という。)接種がまだお済みでない女性は、「キャッチアップ接種」が受けられます。
HPVワクチンは、HPVへの感染を防ぐことで、子宮頸がんの罹患を予防する効果があり、平成25年度から小学校6年生~高校1年相当の女子に対して定期接種を公費で行っています。
本ワクチンの定期接種については、平成25年から令和3年の間、HPVワクチンの接種を個別にお勧めする取組(積極的勧奨)が差し控えられておりましたが、令和3年11月の審議会で、安全性について特段の懸念が認められないことが改めて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、積極的勧奨を再開することになりました。
この間に接種機会を逃した平成9年度~平成19年度生まれの女性に対し、従来の定期接種の対象年齢を超えて公費による接種(キャッチアップ接種)の機会を提供しています。
公費による接種は、2025年3月末までですが、接種は合計3回で、完了するまでに約6ヶ月間かかるため、接種を希望する方は、2024年9月末までに1回目の接種が必要です。
接種を希望される方は、お早目の接種をご検討ください。
※接種方法などについては、添付の厚生労働省のファイルをご確認ください。
子宮頸がんとは
日本では毎年約1万人以上の女性が子宮頸がんにかかり、毎年3,000人近くの女性が子宮頸がんで亡くなっています。子宮頸がんは、若い年齢層で発症する割合が比較的高いがんです。
患者さんは20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。日本では、25歳~40歳の女性のがんによる死亡の第2位は、子宮頸がんによるものです。